第一話 清×悠
大牧場主の娘、悠理は、ある日馬の買い付けに来た男、清四郎と出会う。
奔放でピュアな少女と、傲慢だが知的でハンサムな男が初めは反発しつつも惹かれるのに数日もかからない(お約束)。
そして清四郎は実は砂漠の国のシークだった(お約束)。
強引に砂漠の国へと連れ去られる悠理。
そこは悠理が想像していたよりも近代的な街並みが広がっていたが(お約束)、王宮にはハーレムが存在しており、なんと清四郎には従妹姫、野梨子という婚約者がいたのだ!(お約束)
初めは反発しつつも野梨子と仲良くなる悠理。悠理一人を妻にしたい清四郎。
多少の誤解やすれ違いなどの紆余曲折が二人を襲う(お約束)。
だが、突如野梨子が他の男と駆け落ちし(唐突なお約束)、お互いの誤解も一気に解けた清四郎と悠理は無事に結婚式の日を迎える。
女性ながら外科医をしている清四郎の姉姫、和子なんかが登場しても楽しいかも。
第二話 魅×野
砂漠の国の良家の娘、野梨子は悩んでいた。従兄であるシーク清四郎と婚約していたのだが、彼がアメリカから連れてきた恋人、悠理と仲良くなり、清四郎との結婚を考え直したくなったのだ。
そこで彼女が目をつけたのは、悠理に親がつけたボディーガード、魅録だった。
彼に偽装駆け落ちを持ちかける野梨子(お約束)。
魅録は彼女の申し出に驚きつつも、自分がそれを受けないとこの世間知らずのお嬢様は別のよからぬ男にこの話を持ちかけて騙されてしまうかもしれないと考え(お約束)、彼女を連れてヨーロッパへ逃げる。
旅をしていくうちに何気ない場面場面でお互いに惹かれていく二人(お約束)。
だが彼女は父が心労のあまりに倒れたと聞いて帰国する決意をし、最後の思い出に彼と一夜を共にする(お約束)。
一夜の後で魅録に何も言わずに帰国した野梨子だったが、1ヶ月後、お腹の中に芽生えた命に気づく。
今度は両親の応援も受け、一人でアメリカにいる魅録のもとへと旅立っていく野梨子なのだった。
ここでも時宗さんはアメリカで警察のお偉いさんをしてるかも知れない。
第三話 美×可
NYで働くキャリアウーマン可憐は、ハイスクール以来の親友、悠理の結婚式のため、砂漠の国へ招待される。
そこで彼女は、シークのイギリス留学中からの友人、美童と出会う。彼はヨーロッパの小国の王子だった。
プレイボーイの美童に、遊び慣れした可憐。きわどい言葉遊びの応酬を繰り返す。
しかし美童は実は親思いでピュアな可憐(しかも処女/お約束)に心惹かれ、可憐は美童の優しさに惹かれていく。
可憐は身分違いの相手、と恋を封印しようとする(お約束)。
だが後日、一度だけの思い出に、と美童の国を訪れた可憐は、ホテルの部屋で彼女を待ち伏せしていた美童と再会する(お約束)。
「この国はどうだい?」と優しく語りかけ自ら観光案内をしてくれる彼に、またも惹かれる可憐。
彼と訪れたワイナリーで、彼を子どものころから知っている老人から「王子はあなたに出会ってからしっかりした」と応援され(お約束)、王宮にまで招待される。
結局そのまま可憐は王子の妃として暖かく迎えられることとなる。
そしてこの話では絶対に杏樹が王宮で可憐にちょっかいを出すに決まってる(笑)。
第一話と第三話はどの段階でホットシーンが入るかも妄想の余地があります。
第一話で清四郎はきっと魅録に嫉妬するシーンがあるでしょうし、第二話では野梨子にもちょっかいを出そうとする美童が見られることでしょう。
第三話では悠理と野梨子が可憐の背中を押すに違いないのです。
まあ妄想は妄想。
妄想だけならプライスレス。
ハーレや有閑のイメージ崩れた方、ごめんなさい。
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